伸び盛り若手職人の本音

～精度と早さと奮闘する日々～　職人スタッフ

職人スタッフからの声

「先輩方から声をかけてもらい、気遣ってもらえる職場環境」

「金属加工の興味から入社」

自分はもともと、人と話をする事があまり得意ではなかったので、早いうちから製造関係の仕事に就こうと思っていました。学校を卒業して、最初にプラスチック加工の会社に就職したんですけど、加工内容によってプログラムを作り直してばかりで、ちょっと自分には合わなくて。金属加工とかで、もっと面白そうな仕事は無いかなと思っていたところ、この会社を見つけました。
今、自分は入社して２年目なんですけど、最初の頃は製品を丸く削る事が出来ずにガタガタになってしまったり、加工途中で肌が一気に崩れてガサガサになってしまったりとかで苦労しました。あとは色々と覚える事も多いですね。機械の操作方法もそうなんですけど、鋼材の特徴とか癖を覚えるのが大変でした。同じステンレスでも硬い物、柔らかい物、傷が入りやすいものや、曲がりの取りづらい物があったりして、今も毎日が勉強です。最近はある程度、狙った寸法と肌に加工出来るようになってきたので、素材の曲がり取りや粗研磨をして、製品の最終仕上げ前の段階までの作業をやっています。今後の目標としては機械の段取り時間を早くする事と、最終仕上げまで自分一人で全て加工して、お客さまにお渡し出来る製品を作る事です。

「どのような職人になっていきたいか」

センターレス研磨機の段取りでは長い材料が通り道のレールに当たらないようにしなきゃいけないんですけど、最初の頃はそれが上手く出来なくて。無理やり材料を削っていくような感じになってしまう事が多かったので、加工した物の肌がガサガサになったり、しっかりとした丸にならないとか全然製品としてダメなものになってしまう事もありました。
これから先、仕上げまでを一人でやって、製品として出荷できるようにしたいっていうのはもちろんあるんですけど、やっぱり加工できる精度、お客さんに出すだけじゃなくて、より良い精度のものを。例えば、寸法だったりとか、製品の丸さだったりとか。表面の肌をしっかり出せるようにしていきたいって考えています。あとは、速度、加工するにあたっての速度ですね。一種類のものを加工するのに、30分かけてきたところを、できるだけ早く25分とか20分とかに短縮していきたいっていうふうに考えています。

「職場の雰囲気で感じること」

会社の人数はそれほど多くないのですけど、以前勤めていた会社に比べて先輩方と話をする機会が増えましたね。あと、作業の合間に軽い世間話をしてくれたり、同じ作業が長い時間続いた時なんかには、気分転換に別の作業をしている先輩の手伝いに回してもらったりしてくれます。仕事中に分からない事とかあっても気軽に質問も出来て、変に気を張る事なく仕事出来るのが、すごく良い点だと思っています。